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比丘尼
ふりがな文庫
“比丘尼”の読み方と例文
読み方
割合
びくに
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
びくに
(逆引き)
私はこの
老女
(
ひと
)
の
生母
(
ははおや
)
をたった一度見た覚えがある。
谷中
(
やなか
)
御隠殿
(
ごいんでん
)
の
棗
(
なつめ
)
の木のある家で、
蓮池
(
はすいけ
)
のある庭にむかった
室
(
へや
)
で、お
比丘尼
(
びくに
)
だった。
旧聞日本橋:09 木魚の配偶
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
綺麗な尼だったそうだよ、
比丘尼
(
びくに
)
長屋には
法体
(
ほうたい
)
の
売女
(
ばいた
)
も居る世の中だから目黒の尼寺は大した人気だったと言っても嘘じゃ無さそうだ。
銭形平次捕物控:241 人違い殺人
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
出女
(
でおんな
)
、入り鉄砲」などと言われ、女の旅は関所関所で食い留められ、
髪長
(
かみなが
)
、尼、
比丘尼
(
びくに
)
、
髪切
(
かみきり
)
、
少女
(
おとめ
)
などと一々その風俗を区別され
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
比丘尼(びくに)の例文をもっと
(57作品)
見る
“比丘尼”の意味
《名詞》
比丘尼(びくに)
出家した女性の仏教徒。尼、尼僧。
中世の尼の姿をして諸国を巡り歩いた一種の芸人。勧進比丘尼、絵解き比丘尼。 後に堕落し、語義3の由来ともなる。転じて近世には、屁負い比丘尼、科負い比丘尼 の語源となった。
江戸時代、尼僧姿をした下級の売春婦、私娼。
(出典:Wiktionary)
比
常用漢字
小5
部首:⽐
4画
丘
常用漢字
中学
部首:⼀
5画
尼
常用漢字
中学
部首:⼫
5画
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