“少女”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
おとめ33.0%
をとめ30.7%
しょうじょ11.4%
むすめ7.4%
せうぢよ6.3%
こども2.3%
ヲトメ1.7%
ひと1.1%
こおんな0.6%
こむすめ0.6%
(他:9)4.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“少女”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)4.3%
文学 > 日本文学 > 詩歌4.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
ふびんや少女おとめの、あばら屋といえば天井もかるべく、屋根裏はしばく煙りに塗られてあやしげに黒く光り
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
けれども、その少女お園の心持ちは、内気な少女おとめには、よくうなずかれもし、残りなく書尽かきつくされてもいる。
樋口一葉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
實に此少女をとめの清きかたちは、人をして囘抱せんと欲せしむるものにあらで、却りて膜拜もはいせんと欲せしむるものなり。
聲と情との調和好き此一曲は、清く軟かなる少女をとめのどに上りて、聞くものをして積水千丈の底なる美の窟宅を想見せしむ。
「ああ、やはりサイダー二ほんがつけちになっている。これは、あの少女しょうじょそんになるのだろうか。」
世の中へ出る子供たち (新字新仮名) / 小川未明(著)
「わたしのことなら、どうぞおかまいなく……。」といって、少女しょうじょは、とっとっとあちらへってしまいました。
海からきた使い (新字新仮名) / 小川未明(著)
或日僕がその女の家へ行きますと、両親は不在でだ女中とその少女むすめいもとの十二になるのと三人ぎりでした。
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「まずそんなことです。……実は僕、或少女むすめ懸想けそうしたことがあります」と岡本は真面目で語りいだした。
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
邪氣あどけなき一少女せうぢよ夢物語ゆめものがたり滑稽こつけいうちおのづか教訓けうくんあり。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
うへはう一束ひとたばにしたかみが、彼女かのぢよを一そう少女せうぢよらしく痛々いた/\しくせた。
彼女こゝに眠る (旧字旧仮名) / 若杉鳥子(著)
うしろで、少女こどものように邪気のない、おせい様のほがらかな声がしていた。ああいう人をだますなんて、空恐ろしいとは思わないかしらとお高は思った。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
……それで生徒はどうかといふに、情無いもんだよ君、白い蓮華の蕾の樣な筈の、十四十五という少女こどもでさへ、早く世の中の風に染ツて、自己を僞ることを何とも思はん樣になツて居る。僕は時々泣きたくなツたね。
漂泊 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
天孫又問曰、其於秀起浪穂之上ホダタルナミノホノウヘタテ八尋ヤヒロ殿而、手玉玲瓏織紝タダマモユラニハタオル少女ヲトメ者、是之女子耶ガヲトメゾ
たなばたと盆祭りと (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
天孫又問ひて曰はく、「カノ秀起ホダたる浪の穂の上に、八尋殿やひろどのてゝ、手玉タダマもゆらにハタ少女ヲトメは、これ子女ムスメぞ。」答へて曰はく
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
先ず同級か下級の生徒の中で、好ましいふう付きと性質の少女ひとを見付け出して同性愛シスター関係を結ぶ。
東京人の堕落時代 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
くんちゃんはあたしとおみき徳久利どっくりのように、長唄のおつきあいざらいにお師匠さんに連れてかれた少女ひとだから、そのうちに書かなければならない。
出額おでこでまたこう、しゃくうように人をた工合が、これでたましいが入ると、ふもとの茶店へ下りて行って、少女こおんなの肩をおおきな手で、
七宝の柱 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
学校の一軒さきに大きな人力車宿くるまやどがあって、おかんちゃんという、色は黒いがやせがたなキリリとした、きかない気の、少女こむすめでも大人のように気のきいた、あたしのために
それになんぢゃ、意地いぢくねのまがった少女こめらうのやうに、口先くちさきとがらせて運命うんめいのろひ、こひのろふ。
其處そこらのごみ眞黒まつくろに、とつぷりとれると、先刻さつき少女こをんなが、ねずみのやうに
麦搗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
あとからついてきた少女しょうじよは、いつのまにか、どこへ姿すがたしたものか、足音あしおともなくえなくなってしまいました。
月夜と眼鏡 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そしてその少女しようじよくびにはちひさいいしたま珠數じゆずにしてかざつてありました。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
また當時とうじ少女しようじよはまだきてゐて、そこからあまりとほくないむらんでゐるといふことを番人ばんにんをんなからきましたが
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
煙草盆を引きながら少女ちびが、
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
山車だし引くと花笠つけし玉垂のくわ少女の頬忘らえね」という香取秀真かとりほずま氏の歌は、山車を引く花笠であり、くわし少女の丹の頬であるから、更に美しいけれども、朱拙の句も祭の句だけに、尋常の編笠とは同一に見がたい。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
・ひかりは空から少女オトメらはおどる
其中日記:07 (七) (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)
眼星をつけた少女の学校の往復、外出の道筋なぞを狙って一緒の電車に乗り込む。少女スターに近付いて前に立つ。
東京人の堕落時代 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
思わず、キューネがほうっと唸ったように、まさに地上の肉珊瑚、サモア島の少女トウボだ。
「太平洋漏水孔」漂流記 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)