トップ
>
少女
>
しょうじょ
ふりがな文庫
“
少女
(
しょうじょ
)” の例文
おばあさんは、いい
香水
(
こうすい
)
の
匂
(
にお
)
いが、
少女
(
しょうじょ
)
の
体
(
からだ
)
にしみているとみえて、こうして
話
(
はな
)
している
間
(
あいだ
)
に、ぷんぷんと
鼻
(
はな
)
にくるのを
感
(
かん
)
じました。
月夜と眼鏡
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
指導役
(
しどうやく
)
のお
爺
(
じい
)
さんはそんな
御愛想
(
おあいそう
)
を
言
(
い
)
いながら、
教
(
おし
)
え
子
(
ご
)
の
少女
(
しょうじょ
)
に
水
(
みず
)
をすすめ、
又
(
また
)
御自分
(
ごじぶん
)
でも、さも
甘
(
うま
)
そうに二三
杯
(
ばい
)
飲
(
の
)
んでくださいました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
それがウルスラ上人と一万一千の
童貞
(
どうてい
)
少女
(
しょうじょ
)
が、「奉公の死」を遂げた話や、パトリック上人の
浄罪界
(
じょうざいかい
)
の話を経て、次第に今日の
使徒行伝
(
しとぎょうでん
)
中の話となり、進んでは、ついに
御主
(
おんあるじ
)
耶蘇基督
(
エス・クリスト
)
が
さまよえる猶太人
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
校服の
少女
(
しょうじょ
)
汗くさく
活溌
(
かっぱつ
)
に
五百五十句
(新字旧仮名)
/
高浜虚子
(著)
緋
(
ひ
)
おどし
谷
(
だに
)
の
少女
(
しょうじょ
)
たち
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
しかし、
彼
(
かれ
)
は、ここにいる
少女
(
しょうじょ
)
をはじめ、ここへきてお
友
(
とも
)
だちとなった
村
(
むら
)
の
子供
(
こども
)
たちと
別
(
わか
)
れるのが、なにより
悲
(
かな
)
しかったのでした。
北の少女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そう
言
(
い
)
いながら、
私
(
わたくし
)
は
成
(
な
)
るべく
先方
(
むこう
)
を
驚
(
おどろ
)
かさないように、
徐
(
しず
)
かに
徐
(
しず
)
かに
腰
(
こし
)
を
降
(
おろ
)
して、この
可愛
(
かわい
)
い
少女
(
しょうじょ
)
とさし
向
(
むか
)
いになりました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
『あれほど、あぶないから、
花火小舎
(
はなびごや
)
へいってはいけないといったのに。』と
怖
(
こわ
)
い
顔
(
かお
)
をしてしかりましたので、
少女
(
しょうじょ
)
は
泣
(
な
)
き
出
(
だ
)
しました。
黒いちょうとお母さん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
日頃
(
ひごろ
)
ただ
一人
(
ひとり
)
山
(
やま
)
の
中
(
なか
)
に
閉
(
と
)
じこもり、めったに
外界
(
がいかい
)
と
接
(
せっ
)
する
機会
(
おり
)
のない
私
(
わたくし
)
にとりて、
斯
(
こ
)
うした
少女
(
しょうじょ
)
との
不意
(
ふい
)
の
会合
(
かいごう
)
は
世
(
よ
)
にももの
珍
(
めず
)
らしい
限
(
かぎ
)
りでございました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「わたし、マンドリンひけてよ。こんどいらっしゃったら、きかしてあげるわ。」と、
少女
(
しょうじょ
)
は、
正吉
(
しょうきち
)
くんの
顔
(
かお
)
を
見
(
み
)
て、
笑
(
わら
)
いました。
少年と秋の日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
目
(
め
)
がさめると、これもやはり
夢
(
ゆめ
)
でありました。
若者
(
わかもの
)
は、どういうものか、この
少女
(
しょうじょ
)
の
顔
(
かお
)
もこのときから
忘
(
わす
)
れることができませんでした。
塩を載せた船
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
私
(
わたし
)
が、
兄
(
あに
)
です。」といって、
少女
(
しょうじょ
)
に
面会
(
めんかい
)
を
求
(
もと
)
めました。けれど、
彼女
(
かのじょ
)
は、
子供
(
こども
)
の
時分
(
じぶん
)
に
別
(
わか
)
れたので、
兄
(
にい
)
さんの
顔
(
かお
)
をおぼえていません。
生きた人形
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「わたしのお
母
(
かあ
)
さんも、お
父
(
とう
)
さんも、ここから
遠
(
とお
)
い、
遠
(
とお
)
い、
歩
(
ある
)
いてはゆかれないところにいらっしゃいます。」と、
少女
(
しょうじょ
)
は
答
(
こた
)
えました。
海からきた使い
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
こう
思
(
おも
)
うと、
少女
(
しょうじょ
)
の
目
(
め
)
には、はてしない
青
(
あお
)
い
海原
(
うなばら
)
がうかびました。そして、その
地平線
(
ちへいせん
)
を
航海
(
こうかい
)
している、
汽船
(
きせん
)
の
影
(
かげ
)
が
見
(
み
)
えたのであります。
お父さんの見た人形
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「なぜ、
泣
(
な
)
くの?」と、
少年
(
しょうねん
)
は、
少女
(
しょうじょ
)
の
顔
(
かお
)
をのぞきこんだ。けれど、
彼女
(
かのじょ
)
は、だまっていました。
泣
(
な
)
く
声
(
こえ
)
は、だんだん
小
(
ちい
)
さくなりました。
北の少女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
彼女
(
かのじょ
)
は、
昨夜
(
さくや
)
のことを
思
(
おも
)
い
出
(
だ
)
しました。
目
(
め
)
に
見
(
み
)
ることはできなかったけれども、それは、たしかにあのときの
少女
(
しょうじょ
)
でありました。
ある冬の晩のこと
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「おばさんのような、やさしい、いい
人
(
ひと
)
が、いつまでも
苦
(
くる
)
しむなんていうことは、ありませんもの。」と
少女
(
しょうじょ
)
はいったのでした。
ある冬の晩のこと
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「おじいさん、わたしが、
拾
(
ひろ
)
ってあげます。」と、
少女
(
しょうじょ
)
はいって、
銀貨
(
ぎんか
)
や、
銅貨
(
どうか
)
を
拾
(
ひろ
)
って、
按摩
(
あんま
)
の
財布
(
さいふ
)
の
中
(
なか
)
にいれてやりました。
海からきた使い
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
お
母
(
かあ
)
さんが、
去年
(
きょねん
)
の
暮
(
く
)
れに、
町
(
まち
)
から
買
(
か
)
ってきてくださったお
人形
(
にんぎょう
)
は、さびしい
冬
(
ふゆ
)
の
間
(
あいだ
)
、
少女
(
しょうじょ
)
といっしょに、
仲
(
なか
)
よく
遊
(
あそ
)
びました。
春近き日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
このときも、お
嬢
(
じょう
)
さまは、ここにきていて、この
少女
(
しょうじょ
)
の
唄
(
うた
)
を
聞
(
き
)
かれました。そして、
少女
(
しょうじょ
)
をお
家
(
うち
)
へつれて
帰
(
かえ
)
られたのでした。
初夏の空で笑う女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
こう、
少女
(
しょうじょ
)
は、
子
(
こ
)
ねこに
向
(
む
)
かって、いうのでした。たとえ、こうして、
向
(
む
)
かい
合
(
あ
)
っていても、そこには、
人間
(
にんげん
)
と
動物
(
どうぶつ
)
のへだたりがありました。
どこかに生きながら
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
東雲
(
しののめ
)
の
空色
(
そらいろ
)
のような、また
平和
(
へいわ
)
な
入
(
い
)
り
日
(
ひ
)
の
空色
(
そらいろ
)
のような、うす
紅
(
あか
)
い
色
(
いろ
)
の
着物
(
きもの
)
をきた
少女
(
しょうじょ
)
が、この
楽園
(
らくえん
)
を
歩
(
ある
)
いていたのです。
消えた美しい不思議なにじ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「だれが、こんなものを
投
(
な
)
げたのだろう。」と、
疑
(
うたが
)
いながら、
母
(
はは
)
ねこは、
高
(
たか
)
い
窓
(
まど
)
を
見上
(
みあ
)
げると、
姉妹
(
きょうだい
)
の
少女
(
しょうじょ
)
が、こちらを
見
(
み
)
て、
笑
(
わら
)
っていました。
どこかに生きながら
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
同時
(
どうじ
)
に、
心
(
こころ
)
の
目
(
め
)
は、
昼間
(
ひるま
)
慰問
(
いもん
)
にきてくれた、
幼稚園
(
ようちえん
)
の
生徒
(
せいと
)
らの
混
(
まじ
)
じりけのない
姿
(
すがた
)
をよみがえらせました。そして、あの
目
(
め
)
のぱっちりした
少女
(
しょうじょ
)
の
少女と老兵士
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「おまえのお
母
(
かあ
)
さんは、どこにいらっしゃるの? それがわかれば、
帰
(
かえ
)
してあげてもいいわ。」と、
少女
(
しょうじょ
)
は
申
(
もう
)
しました。
春近き日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「どなたですか。」と、
彼女
(
かのじょ
)
は
見
(
み
)
えない
目
(
め
)
をその
方
(
ほう
)
に
向
(
む
)
けました。
少女
(
しょうじょ
)
の
声
(
こえ
)
には、
聞
(
き
)
き
覚
(
おぼ
)
えがなかったのでありました。
ある冬の晩のこと
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
その
日
(
ひ
)
から、
家
(
うち
)
の
中
(
なか
)
で、
青
(
あお
)
い
着物
(
きもの
)
の
少女
(
しょうじょ
)
はうたい、
赤
(
あか
)
い
着物
(
きもの
)
の
娘
(
むすめ
)
は、
花弁
(
はなびら
)
の
風
(
かぜ
)
に
吹
(
ふ
)
かれ
狂
(
くる
)
うごとく
踊
(
おど
)
るのでありました。
初夏の空で笑う女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
私
(
わたし
)
は、この
家
(
うち
)
の
前
(
まえ
)
をこれまでたびたび
通
(
とお
)
って、おばあさんが、
窓
(
まど
)
の
下
(
した
)
で
針仕事
(
はりしごと
)
をなさっているのを
見
(
み
)
て
知
(
し
)
っています。」と、
少女
(
しょうじょ
)
は
答
(
こた
)
えました。
月夜と眼鏡
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
青
(
あお
)
い
着物
(
きもの
)
の
少女
(
しょうじょ
)
が、お
嬢
(
じょう
)
さまを
姉
(
ねえ
)
さんといいますので、
彼女
(
かのじょ
)
もまた、お
嬢
(
じょう
)
さまのことを
姉
(
ねえ
)
さんということにしました。
初夏の空で笑う女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
彼
(
かれ
)
は、
東京
(
とうきょう
)
へ
帰
(
かえ
)
ったら、ここへきて、いちばん
先
(
さき
)
にお
友
(
とも
)
だちとなったこの
少女
(
しょうじょ
)
へ、
手紙
(
てがみ
)
を
出
(
だ
)
そうと
思
(
おも
)
ったのも、むなしくなったのを
残念
(
ざんねん
)
に
思
(
おも
)
いました。
北の少女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「もう
日
(
ひ
)
が
暮
(
く
)
れるじゃありませんか。こんなにおそくなるまで、あなたは
外
(
そと
)
に
立
(
た
)
って、
唄
(
うた
)
をうたっておいでなさるのですか。」と、
少女
(
しょうじょ
)
はいいました。
海からきた使い
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
しかし、
少女
(
しょうじょ
)
は、
心
(
こころ
)
に
願
(
ねが
)
いがあったので、
気
(
き
)
がしまっていましたから、けっして、よけいな
言葉
(
ことば
)
などはかわしません。さっさと
道
(
みち
)
を
歩
(
ある
)
いてゆきました。
生きた人形
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
少女
(
しょうじょ
)
は、いま、
彼
(
かれ
)
をほんとうの
兄
(
あに
)
だと
信
(
しん
)
じて、
疑
(
うたが
)
うことができない。一
時
(
じ
)
に、
喜
(
よろこ
)
びと
悲
(
かな
)
しみとで
胸
(
むね
)
がいっぱいになって、
張
(
は
)
り
裂
(
さ
)
けるようでありました。
生きた人形
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そして、
自分
(
じぶん
)
は、
子供
(
こども
)
にやるつもりか、
食
(
た
)
べようとしませんでした。
少女
(
しょうじょ
)
が、また、パンをちぎって
投
(
な
)
げました。
どこかに生きながら
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
正吉
(
しょうきち
)
が、
食
(
た
)
べ
物
(
もの
)
や
飲
(
の
)
み
物
(
もの
)
を
運
(
はこ
)
んできた、
目
(
め
)
の
星
(
ほし
)
のように
清
(
きよ
)
らかな、
白
(
しろ
)
いエプロンをかけた
少女
(
しょうじょ
)
の
姿
(
すがた
)
を
思
(
おも
)
い
浮
(
う
)
かべました。
彼
(
かれ
)
は
急
(
いそ
)
いで
街
(
まち
)
へひきかえしました。
世の中へ出る子供たち
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
またしても、こういって、
自分
(
じぶん
)
を
見上
(
みあ
)
げた、
少女
(
しょうじょ
)
のぱっちりとした
目
(
め
)
が
浮
(
う
)
かびました。その
目
(
め
)
は、
清
(
きよ
)
らかなうちに、どこか
悲
(
かな
)
しみに
傷
(
いた
)
んだところがあった。
少女と老兵士
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
おじいさんが
仕事
(
しごと
)
をしながらおもしろい
話
(
はなし
)
をしてくれるのを
少女
(
しょうじょ
)
は、そばでおとなしくしてきいていました。
黒いちょうとお母さん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「おじいさんに
聞
(
き
)
いてみるわ。
私
(
わたし
)
の
家
(
うち
)
はあすこなのよ。」と、
少女
(
しょうじょ
)
は、
先
(
さき
)
になって、
小道
(
こみち
)
を
走
(
はし
)
っていきました。
薬売
(
くすりう
)
りの
少年
(
しょうねん
)
は、すこしおくれて
従
(
つ
)
いていくと
薬売りの少年
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
すると、いつか
夢
(
ゆめ
)
で
見
(
み
)
たことのある
理髪店
(
りはつてん
)
の
主人
(
しゅじん
)
よりは、もっと、
恐
(
おそ
)
ろしい
顔
(
かお
)
つきをして、
黒
(
くろ
)
い
洋服
(
ようふく
)
を
着
(
き
)
た、
脊
(
せ
)
の
高
(
たか
)
い
男
(
おとこ
)
が、ふいに
少女
(
しょうじょ
)
をむちでなぐりました。
塩を載せた船
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
すみれは、
竹子
(
たけこ
)
さんの
姿
(
すがた
)
を
慕
(
した
)
い、
憧
(
あこが
)
れましたけれど、やさしい
少女
(
しょうじょ
)
の
姿
(
すがた
)
は、ついに
庭
(
にわ
)
には
現
(
あらわ
)
れなかった。
つばきの下のすみれ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
うっそうと、
青葉
(
あおば
)
のしげった
間
(
あいだ
)
から、
白壁
(
しらかべ
)
の
倉
(
くら
)
が
見
(
み
)
えたり、
楽
(
たの
)
しそうに
少女
(
しょうじょ
)
たちの
歌
(
うた
)
うくわつみ
唄
(
うた
)
が
聞
(
き
)
こえたりして、だれでも
平和
(
へいわ
)
な
村
(
むら
)
だと
思
(
おも
)
ったからであります。
愛は不思議なもの
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
少女
(
しょうじょ
)
は、
白
(
しろ
)
い
柔
(
やわ
)
らかな
手
(
て
)
で
金色
(
こんじき
)
の
砂
(
すな
)
をすくいました。そして、それを
清
(
きよ
)
らかな
水
(
みず
)
の
中
(
なか
)
に
投
(
な
)
げています。
消えた美しい不思議なにじ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
なにか
仕事
(
しごと
)
があって、
一人
(
ひとり
)
おくれたのか、
普通
(
ふつう
)
の
娘
(
むすめ
)
さんのようなふうをした
丸顔
(
まるがお
)
の
少女
(
しょうじょ
)
が、
横
(
よこ
)
の
入
(
い
)
り
口
(
ぐち
)
から、
出
(
で
)
たのでありました。
正吉
(
しょうきち
)
は、その
少女
(
しょうじょ
)
を
呼
(
よ
)
び
止
(
と
)
めた。
世の中へ出る子供たち
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
晩方
(
ばんがた
)
、
少女
(
しょうじょ
)
は、お
人形
(
にんぎょう
)
を
抱
(
だ
)
いて
村
(
むら
)
はずれへきました。まだ、
遠
(
とお
)
くの
山々
(
やまやま
)
には、
雪
(
ゆき
)
が
光
(
ひか
)
っていました。このとき、どこからともなく
美
(
うつく
)
しい
馬車
(
ばしゃ
)
が
前
(
まえ
)
へきて
止
(
と
)
まりました。
春近き日
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
少女
(
しょうじょ
)
は、
暗
(
くら
)
い
外
(
そと
)
の
方
(
ほう
)
を
指
(
さ
)
して、
町
(
まち
)
へ
出
(
で
)
る
方向
(
ほうこう
)
をおじいさんに
教
(
おし
)
えました。ところどころに
点
(
つ
)
いている
街燈
(
がいとう
)
の
光
(
ひかり
)
が
見
(
み
)
えるだけで、あとは
風
(
かぜ
)
の
音
(
おと
)
が
聞
(
き
)
こえるばかりでした。
三月の空の下
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
少女
(
しょうじょ
)
は
震
(
ふる
)
えあがりました。そして、
真
(
ま
)
っ
赤
(
か
)
な
顔
(
かお
)
をして、
泣
(
な
)
きながら、せっせと
糸
(
いと
)
を
採
(
と
)
っていました。
塩を載せた船
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「ああ、やはりサイダー二
本
(
ほん
)
がつけ
落
(
お
)
ちになっている。これは、あの
少女
(
しょうじょ
)
の
損
(
そん
)
になるのだろうか。」
世の中へ出る子供たち
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
朝日
(
あさひ
)
の
光
(
ひかり
)
は、
繁華
(
はんか
)
な
街
(
まち
)
の
建物
(
たてもの
)
のいただきを
越
(
こ
)
して、プラットホームに
流
(
なが
)
れていましたが、そこへ、
日
(
ひ
)
に
焼
(
や
)
けた
赤
(
あか
)
い
顔
(
かお
)
の
少女
(
しょうじょ
)
が、
真
(
ま
)
っ
赤
(
か
)
なえり
巻
(
ま
)
きをして
歩
(
ある
)
いてきたので
赤いえり巻き
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
少女
(
しょうじょ
)
は、かわいらしい
指
(
ゆび
)
を
出
(
だ
)
して
見
(
み
)
せました。すると、
真
(
ま
)
っ
白
(
しろ
)
な
指
(
ゆび
)
から
赤
(
あか
)
い
血
(
ち
)
が
流
(
なが
)
れていました。
月夜と眼鏡
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「ああ、せきの
薬
(
くすり
)
ですか、せきのお
薬
(
くすり
)
なら、
私
(
わたし
)
がたいへんきくよい
薬
(
くすり
)
を
持
(
も
)
っています。」と、
少年
(
しょうねん
)
は、いいました。すると、
少女
(
しょうじょ
)
は、
驚
(
おどろ
)
いたふうで、
少年
(
しょうねん
)
をながめました。
薬売りの少年
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“少女”の解説
少女(しょうじょ)は、7歳から18歳前後の「女の子」「女子」。「幼女」はおおむね満1歳から小学校3年生(満8歳~9歳くらい)までを、「女性」「婦人」はおおむね満20歳以上を指す。
(出典:Wikipedia)
少
常用漢字
小2
部首:⼩
4画
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
“少女”で始まる語句
少女子
少女心
少女等
少女姿
少女時代
少女笠
少女連
少女小説
少女雑誌
少女魅力