“少女子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
をとめご84.6%
おとめご15.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
髮に微笑ほゝゑみを含んで清い小川をがはの岸に寄りかかる少女子をとめご金雀花えにしだ、金髮の金雀花えにしだ色白いろじろ金雀花えにしだ清淨しやうじやう金雀花えにしだ
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
右も左も見る限り、塩を含んだ荒砂は、冷たい浪の洗ふに委せて、此処は拾ふべき貝殻のあるでもなければ、もとより貝拾ふ少女子をとめごが、素足に絡む赤の艶立えんだつ姿は見る由もない。
漂泊 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
少女子おとめごがあたりと思へば榊葉のをなつかしみとめてこそ折れ
源氏物語:10 榊 (新字新仮名) / 紫式部(著)
かざしもて深さはかりし少女子おとめごのたもとにつきぬ春のあわ雪
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)