“女子衆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おなごし38.5%
おなごしゅ30.8%
おなごしゅう15.4%
をなごしゆ7.7%
をんなしゆ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前で見ている女子衆おなごしを存分に笑わせた揚句、御亭主の頭をごつんと叩いたりして、それが切っ掛けでまた喧嘩だ。
大阪発見 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
れてみましたら女子衆おなごしゅやかいも心得てて、帰りがおそなった時やらは、家の方い電話かけて褄目つまめ合うようにしてくれますし、……そんな訳で
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「うむ、世間は知らぬ——ことさら、女子衆おなごしゅうはな——外面如菩薩げめんにょぼさつ、内心如夜叉にょやしゃ——という、ことわざがござるに——」
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
「うちの女子衆をなごしゆは蟹みたいなもんや。ひつくりかへして見ん事には、をすやら雌やらわからへん。」
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
女子衆をんなしゆ達にあとあとまでうらやまれしも必竟ひつきやうは姉さまの威光ぞかし、我れ寮住居ずまいに人の留守居はしたりとも姉は大黒屋の大巻、長吉風情ふぜいけを取るべき身にもあらず
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)