“おなごしゅ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
女子衆40.0%
女衆20.0%
女中衆20.0%
婢衆10.0%
女人衆10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おおきな足を突出すやら……など、浄瑠璃にもあって、のう、昔、この登り下りの乗合船では女子衆おなごしゅが怪しからず迷惑をしたものじゃが、電車の中でも遣りますか、のう、結句
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「は、とんでもねえ、それどころか、檀那だんながねえで、亡者も居ねえ。だがな、またこの和尚が世棄人過ぎた、あんまり悟りすぎた。参詣の女衆おなごしゅが、忘れたればとって、預けたればとって、あんだ、あれは。」
灯明之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
れた女中衆おなごしゅでありそうに思われました。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
いつも、その女の本姓をいって電話をかけたので、電話口へ出た婢衆おなごしゅらしい女に、こちらの名をいわず、それとなく
狂乱 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
「えらい端の方でお気の毒さんどすが、今ちょっと奥が取り込んでいますよって、ここで失礼いたします」と、いって、婢衆おなごしゅに座蒲団を持って来さして、私にすすめる。
狂乱 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
「これ女人衆おなごしゅや、少しの間、窮屈でもあろうがの、こういう場合だからぜひもないことじゃて。しっかりぶらさがっておいでよ」
大菩薩峠:15 慢心和尚の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)