“外面如菩薩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
げめんにょぼさつ68.8%
げめんによぼさつ31.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
されば女という言葉だけで、いわゆる外面如菩薩げめんにょぼさつ内心如夜叉ないしんにょやしゃという思想を含ませることは、世界を通じて広く行われることである。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
べっぴんびいきのおまえさんは、さぞ耳が痛いことでござんしょうが、とかく美人と申すしろものが、外面如菩薩げめんにょぼさつ内心如夜叉ないしんにょやしゃというあのまがいものさ。
「ほんとでございますわ。外面如菩薩げめんによぼさつ内心如夜叉ないしんによやしやと申しますからね。きれいなやさしそうな女ほど恐ろしうございますわね。ほほほほ」
殺人鬼 (新字新仮名) / 浜尾四郎(著)
「だつて、外面如菩薩げめんによぼさつ、内心如夜叉によやしやといふんでせう。あつしは目をつぶつて縛りましたよ」