“住居”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
すまい69.5%
ずまい12.0%
すまひ9.0%
すまゐ5.0%
じゅうきょ1.0%
すま0.8%
ずまゐ0.8%
うち0.6%
いえ0.4%
じうきよ0.2%
(他:3)0.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“住居”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸29.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語11.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)2.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
岡本の住居すまいは藤井の家とほぼ同じ見当けんとうにあるので、途中までは例の川沿かわぞいの電車を利用する事ができた。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
本陣から上隣りの石垣いしがきの上に立つ造り酒屋の堅牢けんろう住居すまいが、この伊之助の帰って行くのを待っていた。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
関白家のさむらい織部清治おりべきよはるはあくる日すぐに山科郷へゆき向かって、坂部行綱の侘び住居ずまいをたずねた。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
じょうに六じょうの二は、せまいようでも道具どうぐがないので、ひと住居ずまいにはひろかった。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
小梅こうめ住居すまひから押上おしあげ堀割ほりわり柳島やなぎしまはうへと連れだつて話しながら歩いた。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
平次と八五郎はそれつきりにして、もう一度住居すまひの方へ引揚げました。お勝手に居たのはお傳といふ四十五六の中婆さんで、
おく住居すまゐになつてり、戸棚とだなみつつばかりり、たないくつもりまして
明治の地獄 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
には廣々ひろ/″\として植込うゑこみ木立こだちしげければ、なつ住居すまゐにうつてつけとえて
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
あたしい住居じゅうきょうつってから一ねんともたないうちに、わたくしはせめてもの心遣こころやりなる
大通北一丁目二丁目三丁目四丁目と出て、やはり北へ向った幅広の白い一筋道が、元露西亜人の住居じゅうきょしたという旧市街ウラジミロフカへの往還である。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
例の小路こうじを二三度曲折して、須永の住居すまっている通りの角まで来ると、彼より先に一人の女が須永の門をくぐった。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
予は茫然ばうぜんとして立ちたりけるが、想ふに藪の中に住居すまへるは、狐か狸か其るゐならむ。
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
そんなところに近い※クトル・マツセまちの下宿住居ずまゐが、東京にも見られない程静かな清清せいせいしたところだとは自分も来る迄は想像しなかつたのである。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
そんなことは私にとつては何うでも関はなかつたが、村住居ずまゐを引き払つて、家族は新町、そして自分の書斎は当分村の家に——と決めて、稍落着いたところだつたので、不図意外な気がした。
熱い風 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
地味な気性でも若い芸妓である、雛妓こどものうちから顔馴染なじみの多い土地で住居うちをもったから、訪ねてくるものもある。
ある日の夕方、新生寺さんは白衣に黒の半衣はんえという軽い装いで、私の住居うちに来られました。
むかでの跫音 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)
今のように富限者ふげんしゃが、山の手や郊外に土地をもっても、そこを住居いえにしていなかったので、蔵と蔵との間へ茶庭をつくり、数寄すきをこらす風流を楽しんでいた。
すなわちお色の住居いえであった。
銅銭会事変 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
男の仕事しごと鳥獸魚ちようじゆうぎよ捕獲ほくわく住居じうきよ建築けんちく石器せきき製造せいざう、舟の製造、發火等をしゆとし、をんなの仕事は植物性しよくもつせい食物原料及び貝類の採集、み物、織りもの、紐類、土噐の製造、調理てうり、小兒保育等ほいくとうを主とせしなり
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
内部ないぶ案外あんがい綺麗きれいでありますから、ちょっとこゝで住居じゆうきよしてもよいとおもふほどであります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
ふゆあたゝかくてなつすゞしいので、住居じゆうきよにはまをぶんがないといふことです。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
千島ちしまカラフト、カムチャツカ、アラスカ、グリーンランド、朝鮮には住居ぢうきよとして堀りたる竪穴有り。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
カナリイ、チュニス、スペインのグラナダ、支那の陜西省諸地方には住居ぢうきよとして穿うがちたる横穴有り。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
その時分じぶん鎌倉かまくら武家ぶけ住居やしきならんだ、物静ものしずかな、そしてなにやら無骨ぶこつ市街まちで、商家しょうかっても、品物しなものみな奥深おくふか仕舞しまんでありました。