“持家”の読み方と例文
読み方割合
もちいえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もとから自分の持家もちいえだったのを、一時親類のなにがしに貸したなり久しく過ぎたところへ、父が死んだので、無人ぶにん活計くらしには場所も広さも恰好かっこうだろうという母の意見から
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
尤もその頃二葉亭はマダ部屋住へやずみであって、一家の事情は二葉亭の自活または扶養を要求するほど切迫しているとは岡目には見えなかった。く土蔵附きの持家もちいえすまっていた。
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)