“持病”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
じびょう	58.3%
ぢびやう	33.3%
やまひ	8.3%

じびょう

三年間受け持っていただいた、年よりの石黒先生が、持病（じびょう）のぜんそくが重くなって、授業ができなくなり、学校をおやめになった。

屁 (新字新仮名) ／ 新美南吉(著)

ぢびやう

懶（ものう）さに堪（た）へぬ樣（やう）に成（な）つたがそれでも其（そ）の休養（きうやう）の爲（ため）に幾（いく）らづゝでも持病（ぢびやう）の苦（くる）しみを減（げん）じたので、さういふ理由（わけ）を知（し）らない彼（かれ）は

土 (旧字旧仮名) ／ 長塚節(著)

やまひ

『無※（ばか）なツ。』と私（わたくし）は勃然（むつ）としてしまつた。日頃（ひごろ）から短氣（たんき）は私（わたくし）の持病（やまひ）、疳癪玉（かんしやくだま）が一時（いちじ）に破裂（はれつ）したよ。

海島冒険奇譚　海底軍艦：05 海島冒険奇譚　海底軍艦 (旧字旧仮名) ／ 押川春浪(著)

“持病”の意味

《名詞》
持病（じびょう）

常時悩んだり、苦しめられる（慢性の）疾患。

身についてしまった悪い癖。
(出典:Wiktionary)

“持病”の解説

持病（じびょう）とはいつまでも治らない病気を総称する言葉。宿痾（しゅくあ）とも。
一過性の病気（風邪など）や、重症かつ治療中の病気以外の、慢性的または断続的長期にわたる病気であればどのようなものでも持病と表現されることがある。さらに、医師の診察を受けて治療中である慢性的な疾病のみならず、本人が長期に自覚している症状も持病と表現するため、種類や原因は多岐にわたる。
また、比喩的に、直らない癖（特に、悪癖）、工業製品の特定の部位が繰り返し故障することも持病と称する。
(出典:Wikipedia)

持	常用漢字 小３ 部首:⼿ 9画
病	常用漢字 小３ 部首:⽧ 10画