“やまひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
66.7%
19.2%
2.6%
病気2.6%
病氣2.6%
病床1.3%
持病1.3%
疾病1.3%
病疾1.3%
1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いやういふところやまひは多くあるものだからな、これから一つ打診器だしんき肺部はいぶたゝいて見てやらう。登「いやそれうもあぶなうございます。 ...
華族のお医者 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
すでにして大夫たいふ鮑氏はうしかうこくぞくこれみ、景公けいこうしんす。景公けいこう穰苴じやうしよ退しりぞく。しよやまひはつしてす。田乞でんきつ田豹でんへうこれつてかうこくうらむ。
三四年前、この村から十里許り隔つた或村に同じやまひ猖獗しやうけつを極めた時、所轄警察署の当時ときの署長が、大英断を以て全村の交通遮断を行つた事がある。
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
それッ、と言ふて帰られる物では無し、うい奉公が肝腎かんじん、辛棒がならで戻つたと思はれても成らねば、おしゆう大事に勤めてくれ、我が病気やまひも長くは有るまじ、少しよくば気の張弓
大つごもり (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
しゆう大事だいじつとめてれ、病氣やまひながくはるまじ、すこしよくば張弓はりゆみひきつゞいてあきなひもなる道理だうり、あゝ今半月いまはんつき今歳ことしすぎれば新年はることたるべし、何事なにごと辛棒しんぼう/\
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
いまから足掛あしかけ四ねん以前いぜんに、わたくし親友しんゆう濱島武文はまじまたけぶみつまなる春枝夫人はるえふじんが、本國ほんごく令兄れいけい松島海軍大佐まつしまかいぐんたいさ病床やまひはんがめに、その良君をつとわかれ、愛兒あいじ日出雄少年ひでをせうねんともなふて、伊太利イタリーくに子ープルスかうはつ
また松島海軍大佐まつしまかいぐんたいさ令妹れいまいなるかれ夫人ふじんにはまだ面會めんくわいはせぬが、兄君あにぎみ病床やまひ見舞みまはんがめに、暫時しばしでもその良君おつとわかれげ、いとけなたづさへて、浪風なみかぜあら萬里ばんりたびおもむくとは仲々なか/\殊勝しゆしようなる振舞ふるまひよと
無※ばかなツ。』とわたくし勃然むつとしてしまつた。日頃ひごろから短氣たんきわたくし持病やまひ疳癪玉かんしやくだま一時いちじ破裂はれつしたよ。
たう開元年中かいげんねんちうこととぞ。戸部郡こぶぐん令史れいし妻室さいしつにしてさいあり。たま/\鬼魅きみところとなりて、疾病やまひきやうせるがごとく、醫療いれうつくすといへどもこれ如何いかんともすべからず。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
御夢想ごむさうくすりぢやに……なん病疾やまひすみやかになほるで、ひないな……ちやうど、來合きあはせたは、あなたさまみちびきぢや……あだにはおもはれますな。
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
(お身樣みさまかツつたで、はて、病人びやうにんやまひれた……あがるのでや……)
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)