“辛棒”の読み方と例文
読み方割合
しんぼう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「よく、ご主人しゅじんのいいつけをまもって、辛棒しんぼうするのだよ。」と、おかあさんは、いざゆくというときに、なみだをふいて、いいきかせました。
子供はばかでなかった (新字新仮名) / 小川未明(著)
「どうしてというわけもないが、君なら三日と辛棒しんぼうができないだろうと思う。第一僕は銀行業からして僕の目的じゃないのだもの」
非凡なる凡人 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「どうだね、一燻ひとくべあたつたらようがせう、いますぐくから」と傭人やとひにんがいつてくれてもおしなしりからえるのを我慢がまんして凝然ぢつ辛棒しんぼうしてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)