“辛子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
からし93.8%
カラシ6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それはバタで。」「この点々ポチポチは何だ。」「それは辛子からしで御座います。」「青い眼玉はどうした。」俺はつくづく苦笑した
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
私は、蓮根れんこんの穴の中に辛子からしをうんとめてげた天麩羅てんぷらを一つ買った。そうして私は、母とその島を見ながら、一つの天麩羅を分けあって食べた。
風琴と魚の町 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
ストリンドベリーやニイチェやその他西洋のすこし辛子カラシのきいた男が、女性というものに何となし、おぞけをふるったのも尤だと思います。ショーペンハーウェルにしろ。