“天麩羅”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てんぷら96.0%
てんふら4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この辺に不思議なのは二軒ほども古い石屋の店のある事で、近頃になって目について増え出したのは天麩羅てんぷら仕出屋しだしやと魚屋とである。
監獄署の裏 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
手覚えのあるのは、係羂かけわなに鼠の天麩羅てんぷらを仕掛けて、ぐびぐび飲みながら、夜更けに植込みを狙うなんという事がありますそうで?——
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
これを夜みせの辻にうらんにその行灯あんどんに魚のごまあげとしるさんもなにとやらまはりどほし、なにとか名をつけて玉はれとひければ、亡兄ばうけいしばらくしあんして筆をとり天麩羅てんふらとかきてみせければ
これを夜みせの辻にうらんにその行灯あんどんに魚のごまあげとしるさんもなにとやらまはりどほし、なにとか名をつけて玉はれとひければ、亡兄ばうけいしばらくしあんして筆をとり天麩羅てんふらとかきてみせければ