“贋物”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にせもの73.6%
いかもの10.9%
がんぶつ10.0%
まがいもの3.6%
いかさま0.9%
いかさまもの0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後刻屍体が発見された時この男にはアリバイがあるし、殺人はこの贋物の被害者が部屋にはいって後行われたもののように考えられる。
「親分、この四本ののうち、平打ちの二本だけは真物の銀だが、あとの二本は真鍮台に銀流しをかけた、とんだ贋物ですぜ」
三円で果亭山水を買つて来て、書斎のに掛けて置いたら、遊びに来た男が皆その前へ立つて見ちや「贋物ぢやないか」と軽蔑した。
鑑定 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
誰が開けたか、路地へ抜ける木戸はバタバタになって、そこには夜目にもほの白く、贋物ながら、瑇瑁が一本落ちております。
「へい加賀屋の野良息子が、贋物のネタを割ったんで……」
前記天満焼 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「千葉周作だ、北辰一刀流だと、大きな看板は上げているが、その実とんだ贋物で、甲州の千代千兵衛に試合を望まれたら、おっかながって逢わなかったと、こういい触らしても文句あるめえな」
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)