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まがいもの
ふりがな文庫
“まがいもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
擬物
50.0%
贋物
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
擬物
(逆引き)
擬物
(
まがいもの
)
の大きな紫檀の食卓を挾んで、那須と古田が腕組をしている。すこし離れたところで、西貝は床の間を枕にしてまじまじと天井を眺めていた。妙に白らけたけしきだった。
金狼
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
湯帰りと見えて、
縞
(
しま
)
の
半纏
(
はんてん
)
の肩へ
濡
(
ぬ
)
れ
手拭
(
てぬぐい
)
を掛けたのだの、
木綿物
(
もめんもの
)
に
角帯
(
かくおび
)
を
締
(
し
)
めて、わざとらしく
平打
(
ひらうち
)
の羽織の
紐
(
ひも
)
の真中へ
擬物
(
まがいもの
)
の
翡翠
(
ひすい
)
を通したのだのはむしろ上等の部であった。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
まがいもの(擬物)の例文をもっと
(4作品)
見る
贋物
(逆引き)
誰が開けたか、路地へ抜ける木戸はバタバタになって、そこには夜目にもほの白く、
贋物
(
まがいもの
)
ながら、
瑇瑁
(
たいまい
)
の
簪
(
かんざし
)
が一本落ちております。
銭形平次捕物控:010 七人の花嫁
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
お島はそう言いながら、後ろへ手を伸すと、針箱の中から
贋物
(
まがいもの
)
ながら
蜀紅
(
しょっこう
)
の錦で作った、守り袋を取出して、平次の前へ押しやりました。
銭形平次捕物控:036 八人芸の女
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
まがいもの(贋物)の例文をもっと
(4作品)
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