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擬物
ふりがな文庫
“擬物”の読み方と例文
読み方
割合
まがいもの
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まがいもの
(逆引き)
本物の市川海老蔵という役者は、市川総本家の大将で、芝居道の方では王様だ。こいつは
擬物
(
まがいもの
)
のエド蔵。諸君、だまされてはいけない
大菩薩峠:24 流転の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
そうだよ。頭のものだよ。黄八丈に紋縮緬の着付じゃ、頭のものだって、
擬物
(
まがいもの
)
の
櫛
(
くし
)
や
笄
(
こうがい
)
じゃあるまいじゃないか。わたしは、さっきあの女が菅笠を
恩讐の彼方に
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
擬物
(
まがいもの
)
の大きな紫檀の食卓を挾んで、那須と古田が腕組をしている。すこし離れたところで、西貝は床の間を枕にしてまじまじと天井を眺めていた。妙に白らけたけしきだった。
金狼
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
擬物(まがいもの)の例文をもっと
(4作品)
見る
“擬物”の意味
《名詞》
人などを物になぞらえること。
(出典:Wiktionary)
擬
常用漢字
中学
部首:⼿
17画
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
“擬物”で始まる語句
擬物結城
検索の候補
擬物結城
“擬物”のふりがなが多い著者
中里介山
菊池寛
久生十蘭
夏目漱石