“締”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
52.0%
しま25.5%
しまり7.1%
しめ6.6%
1.5%
あき1.0%
あきら1.0%
1.0%
0.5%
きま0.5%
(他:6)3.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“締”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸14.5%
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語9.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語3.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
寒くないようにわらを敷いて、できるだけ居心地の好い寝床ねどここしらえてやったあと、私は物置の戸をめた。
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
昨日に比べるとこれだけの変化を認めた彼は、最後にどうぞという案内と共に、硝子戸ガラスどまっている座敷へ通った。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ナルシサスもかくやと思われる美しい顔立ちに十九歳の若々しい肉体は、アポロのように見事に発育して引きしまっています。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
じゃ仕方がない、しまりが悪いとどこからでも這入りますよ、一枚一枚雨戸へくぎを差さなくちゃいけませんと注意する。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
お島はその手の入墨を発見したとき、耳の附根まで紅くして、みだらな目をみはった。男はえへらえへらと、しまりのない口元に笑った。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
おもうに、何者かが書斎に入って、抽斗の鍵で、内側からしまりをしてしまったものであろう。
吸血鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
おびしめまゝよこになつたおつぎは容易よういかないをこすつて井戸端ゐどばたく。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
二人が眼をさましたのを見ると、お父さんとお母さんは一時に二人を抱きしめて喜ばれました。そうしてこう云われました。
雪の塔 (新字新仮名) / 夢野久作海若藍平(著)
悪の直感だ。——鶯橋の上で、その男を、めた。そして、非常なはやさで、寺屋敷へかつぎこみ、
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何も彼も段落が付いてしまったから、千種十次郎は、足の勇をめる勇気もありませんでした。それほど勇は悄気しょげ返って居たのです。
流行作家の死 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
「親分、あきらめた方が無事ですぜ、あれだけさがして見付からないんだから、いよ/\神隱しとでも思はなきア」
「三百八十兩は大金だが、増屋の主人はあきらめてゐるし、奉公人並といつても、養子のお前だ。一生眞面目に働いて、身上しんしやうを肥らせる氣になれば、三百八十兩は安い資本のやうなものぢやないか」
宗助は銀金具ぎんかなぐの付いた机の抽出ひきだしを開けてしきりに中をしらべ出したが、別に何も見つけ出さないうちに、はたりとあきらめてしまった。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
錢形の平次があきらめてゐるほど、その贋金造ひは巧妙かうめうを極めました。
大力の人で、すっかり羽掻はがめに、うごきが取れなかった——吉良は、身をゆすぶった。
元禄十三年 (新字新仮名) / 林不忘(著)
りっぱにあの羽がいめをのがれ得た。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
——よしやこの身が冷たくなろと息がれよとそなたは他人。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
武は余りビツクリしてなくにもなかれず、これから泣くのも、少くきまりがわるいといふところで、
鼻で鱒を釣つた話(実事) (新字旧仮名) / 若松賤子(著)
これは不思議だと怪んで、急いで傍に行つて見ると、体がぐたりとして水涕みづつぱなを出したまゝ、早既にことが切れて居る。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
自分は歯を食いしばって、両手で握った段木を二三度揺り動かした。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
門がしまっ潜戸くぐりどまで鎖してある。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
羽交はがじめにしたまゝ、欄干から引きはがさうとしましたが、この身投男は思ひの外の剛力で、容易に八五郎の手に了へません。
すぐにガラガラと扉をじる。
かつ互市ごしの利を征す。この事三年を過ぎずしてほぼ弁ぜん。しかる後、往きて加里蒲爾尼亜カリホルニアを問い、以て前年の使に酬い、以て和親の約をむすぶ。果してくかくの如くんば、国威は奮興し、材俊は振起し
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)