“引締”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひきし50.0%
ひきしま30.0%
ひきしめ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
可哀あはれ車夫しやふむかつて、大川おほかはながれおとむやうに、姿すがた引締ひきしめてたゝずんだ袖崎そでさき帽子ばうしには、殊更ことさらつき宿やどるがごとえた。
月夜車 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
桃色の清らかな肌と、並々ならぬ智惠の光を藏した大きい眼と引締ひきしまつた可愛らしい口許を見ただけでも、この娘が唯の奉公人でないことはよくわかります。
お幸ちゃんは気になるのか顔を引締ひきしめてしまった。私も好奇心を動かした。
雪の夜の怪 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)