“引込”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ひっこ61.4%
ひきこ16.4%
ひつこ11.4%
ひっこみ4.3%
ひきこみ1.4%
ひっこめ1.4%
ひっこん1.4%
ひッこ1.4%
ひきこん0.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“引込”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸38.7%
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語9.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語3.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
障子の内へ這入はいるかと思えば又出て来る、出たり引込ひっこんだり引込んだり出たり、もじ/\しているのを志丈は見つけ
博士が燻製にあこがれること、実に、旱天かんてん慈雨じうを待つの想いであった。秘書は、びっくりして、引込ひっこんだ。
非人ひにんて、死者ししやや、あしとらへてあななか引込ひきこんでしまふのだ
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
門衛も小屋の中に引込ひきこんでしまい、あとは西風がわが者顔に、不気味な音をたてて硝子ガラス戸や柵を揺すぶっていた。
人間灰 (新字新仮名) / 海野十三(著)
いへ小路せうぢ引込ひつこんで、とほりのかどに「蒲燒かばやき」といた行燈あんどうばかりあり。
神楽坂七不思議 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
あし上下うへした雀躍こをどりしてみちびかれる、とちひさき潛門くゞりもんなか引込ひつこんで
麦搗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
それが二十歳前後になると、処女も及ばぬように引込ひっこみ勝ちになり、人の前に出るをきらい、人に顔見られるのをおそれた。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
一般の健康状態はさてき、ある局部が不良なるために卑屈ひくつとなり引込ひっこみ勝ちとなり、憂欝ゆううつにに沈む傾向がありはせぬか。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
七ヶ所の内、レッド・ガウントレット、ヘロー、デスポンドのスラウ、及びハートシーズの四炭坑へ通ずる四つの引込ひきこみ線は本線に合する部分の軌道が取除かれおるをもって、本職はこれが探査を省けり。
引込ひきこみつらあかりをながめ、
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
もっと言おうとしたのをアレン氏は手を引込ひっこめてしまった。と言うのは一々それが当っていたからである。
怪談綺談 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
けれども起きて洋燈ランプけようとも仕ないで、直ぐ首を引込ひっこめて又た丸くなって了った。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
それ、衣更ころもがえの姿を見よ、と小橋の上でとまるやら、旦那を送り出して引込ひっこんだばかりの奥から、わざわざ駈出すやら、刎釣瓶はねつるべの手を休めるやら
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それも何時いつ如何いかなる時でも、自由に逢える恋人なら、何の悩みも無かったでしょうが、提灯に釣鐘ほどの不釣合な相手で、平常は新御殿奥深く引込ひっこんだまま姿も見せず、偶々たまたま外へ出る時は、厳重にとざされた女乗物に納まって、下々の者には着物の端っこさえも見せないのです。
「そう」、と一切の意味をかおから引込ひッこめて、雪江さんは澄して了った。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
南無三宝なむさんぼう。」とあわただしく引込ひッこめる。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
奥さんも気の毒だと思われたのか、物をも云わず奥の方に引込ひきこん仕舞しまった。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)