呂宋の壺るそんのつぼ
慶長のころ、鹿児島揖宿郡、山川の津に、薩摩藩の御朱印船を預り、南蛮貿易の御用をつとめる大迫吉之丞という海商がいた。 慶長十六年の六月、隠居して惟新といっていた島津義弘の命令で、はるばる呂宋(フィリッピン)まで茶壺を探しに出かけた。そのとき惟 …
作品に特徴的な語句
しゅつ くせ 眼眩めくるめ みん ぱい 踏込ふんごみ 阿媽マカオ しん 血統けっとう 黙会もっかい なく とう あや すみ 引込ひっこみ 罷越マカリコシ せん 状態じょうたい 人体じんてい 高値たかね 飛沫しぶ 先月さきげつ 清香セイコウ 助人すけっと げん つらな 樹林じゅりん らく むな 大鋸おおが あて 差掛さしかけ 角倉すみのくら 見栄みばえ 両端りょうたん 狩猟しゅりょう 狩野かの 頭上ずじょう あたま 分限ぶんげん つゆ 取得しゅとく 看破かんぱ さから 横切よぎ 安針あんじん 曲事きょくじ きれ 斑文ふもん 落胆らくたん おび ぶね 舵柄かじえ 物憂ものう およ 狼藉ろうぜき 玉薬たまぐすり 玉里たまざと 生憎あいにく 生気せいき よみがえ 申状もうしじょう 疑問ぎもん 癩者らいしゃ 監督かんとく 真壺まつぼ 真物ほんもの 真鍮しんちゅう 眷族けんぞく 矢丸やだま 祈祷きとう 祐仁ゆうじん 福建ふくけん そら かま 窯元かまもと 立籠たてこも 筒丈つつだけ 筒口つつぐち 納得なっとく 経験けいけん すが なわ ののし まか 腹巻はらまき 自裁じさい 陶物すえもの