“申状”の読み方と例文
読み方割合
もうしじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日本内地に散在するJ・I・C団員の名簿と小生の旅行免状とを提出し、然るべき御処置を伏願致しますと同時に、未練な申状もうしじょうではありますが
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
寛永十一年と上書した申状もうしじょうには、吉之丞のやるせない憤懣の情があらわれている。
呂宋の壺 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
広峰昌俊まさとしが後日の“申状もうしじょう”の中に見え、それによれば、昌俊は、敵の楠木弥四郎とさんざんに斬りむすび、わがかぶッていたかぶとの吹き返しを左右二遍まで切られるほどな苦闘だったが
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)