“申出”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もうしい36.2%
もうしいで21.3%
もうしで10.6%
まをしで8.5%
もうしだ8.5%
まうしいで4.3%
まをしい2.1%
まをしいで2.1%
まをしだ2.1%
もうしいだ2.1%
プロポーズ2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
国枝氏は突飛(とっぴ)千万なこの申出(もうしい)でを、真面目に受取る気にはならなかったけれど、殿村の熱心な勧めを退ける理由もなかった。
鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
よしその以前に、庄太郎が嫌疑者として捉(とら)われる様なことがあっても、二郎の申出(もうしいで)さえあれば、訳なく疑いを晴すことが出来る。
灰神楽 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
雪子は弟が肉親の兄に対する執拗(しつよう)な残忍な仕打ちと、また女の身の雪子が折角(せっかく)の申出(もうしで)を態(てい)よく拒否された恥とで、心中怒りが盛り上つて来た。
過去世 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
と、申出(まをしで)ました處(ところ)、部屋頭(へやがしら)が第一番(だいいちばん)。いづれも當御邸(たうおやしき)の御家風(ごかふう)で、おとなしい、實體(じつてい)なものばかり、一人(ひとり)も異存(いぞん)はござりません。
片しぐれ (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
お客さんというのは溺死者(できししゃ)のことを申しますので、それは漁やなんかに出る者は時〻はそういう訪問者に出会いますから申出(もうしだ)した言葉です。
幻談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
しかし其表面の理由が、私の信仰が間違つて居るから教会に置くことならぬと云ふのならば、老女(おば)さん、私は残念ながら苦情を申出(まうしいで)る力が無いのです
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
ル・バルヂイ氏は仏蘭西(フランス)一の喜劇役者だが、硬骨な氏は去年の春舞台監督と衝突して即座に辞職を申出(まをしい)で、多勢の名士の仲裁も其(その)効なく
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛、与謝野晶子(著)
紐育に着くと、石川氏は土地(ところ)の高峰譲吉氏を訪ねようとして例の服装で表へ出た。するとその日は、独逸から休戦の申出(まをしいで)があつたといふので、街は祭のやうに騒々しかつた。
平気な顔で長(ちやう)ちやんはあたいの旦那(だんな)だよと怒鳴(どな)つた。去年初めて学校からの帰り道を待乳山(まつちやま)で待ち合はさうと申出(まをしだ)したのもお糸(いと)であつた。宮戸座(みやとざ)の立見(たちみ)へ行(ゆ)かうと云(い)つたのもお糸(いと)が先(さき)であつた。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
すなわち実際には造船所の計画(けいかく)と聯関(れんかん)したるものなれども、これを別問題(べつもんだい)としてさり気(げ)なく申出(もうしいだ)したるは
既に軽蔑心が有る以上は朋友の交際は出来ないものと認めたからして絶交を申出(プロポーズ)したのだ。解ッているじゃないか
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)