“計画”のいろいろな読み方と例文
旧字:計畫
読み方割合
たくら18.4%
プラン18.4%
もくろみ13.2%
けいかく10.5%
たくらみ10.5%
けいくわく7.9%
はかりごと5.3%
もくろ5.3%
プログラム5.3%
けいが2.6%
スケジュール2.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
池部はじっと俺の顔を覗き込んできた。また何か計画たくらんでるんだな、と俺はすぐに感じたが、彼の言葉は意外な方面へ飛んでいった。
神棚 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
彼女は、何かわたしが計画たくらんでいるなと見破っていた。わたしが突然に行って、歩こうなぞということから例外すぎるのだったから。
朱絃舎浜子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
「ボクの方が——」と、彼女は云つた。「余外な面倒トラブルを感じなければならない。……いゝえ、計画プランさ? どんな種類の?」
環魚洞風景 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
その裡に、彼女の心にも、少女らしい計画プランが考へられてゐた。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
小作人のあるものは、「ひよつとしたら、若旦那の計画もくろみがうまく成功するやうな事になるのではないか。」などと、愚かな心配をしながらさゝやき合つたりした。
新らしき祖先 (新字旧仮名) / 相馬泰三(著)
智恵子の来なかつたのは、来なければいと願つた吉野を初め、信吾、静子、さては或る計画もくろみを抱いてゐた富江の各々おのおのに加留多に気をはずませなかつた。其夜は詰らなく過ぎた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
すなわち明治政府において外国のかねを借り、またその人をやとうて鉄道海軍の事を計画けいかくしたるとごうことなるところなし。
もしこの計画けいかく実行じっこうされることになりますと、いく千という水鳥がここから立ちのかなければならないことになるでしょう。
「家内が帰ってきて、アルーエットは出かけたと言いさえすりゃあ、すぐにお前さんは許してあげる。勝手に家に帰って寝てもいい。ねえ、わしらは別に悪い計画たくらみを持ってやしねえ。」
泥酔漢のんだくれのおくびと、殺人ひとごろしるい計画たくらみとにふりそそぐ雨。
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
四六ばん三十二ページばかり雑誌ざつしこしらへる計画けいくわくで、なほひろく社員を募集ぼしうしたところ
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
生才学なまさいがくにて長栄不朽ちやうえいふきう計画けいくわくのなるべきや、気を取りにくき聞人もんじんの気をよく取りてみな我用わがようとなしたるは、多くがたき才物さいぶつなり
隅田の春 (新字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
家を中心にして一生の計画はかりごとを立てようという人と、先ずうちの外に出てそれから何事なにようという人と、この二人の友達はやがて公園内の茶店さてんへ入った。
並木 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
今朝——この木剣を帯びて場所へ来るまでは、敵には定めし大勢の介添かいぞえもついていようし、わるくすれば、卑怯な計画はかりごともあろうにと、死所の覚悟はもちろんのこと、死に顔のわるくないよう、歯も白く塩でみがき、髪まで洗って出向いたものだった。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
其処そこへ若い二人ふたりも呼んで、にぎやかな、わたしの心の保養になる夏を過さうと計画もくろむで、の間娘にその由を知らせてやつたのだが、何の音沙汰おとさたもない。
愚かな父 (新字旧仮名) / 犬養健(著)
「何を計画もくろんでいるだか知らないが、月給はちっと下っても、やっぱり出た方がいいかと思うがね。」と、母親は弟嫁と一緒になって、叔父の心を動かそうとしたが、叔父は姉や妻にも、へこたれたような顔を見せるのが、忌々いまいましかった。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
迷惑トラブルサム? ぢやお前の胸にはいつも何かの計画プログラムがあるの?」
環魚洞風景 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
月が明るくなってから帰ろうという計画プログラムを立てました。
「私はその男に会って、私が何かその男のやってる小さな計画けいがについてしてやることが出来るように見せかけなくちゃならないね。——ところで、君はどんなことをするかね、最も有効に働くには? それとも出来れば……」
諫早いさはやへ出て帰るつもりで計画スケジュールを立てていたのです。
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)