“千々石”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちぢわ75.0%
チヾイワ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
単純な説話で置いたらまだしも、無理に場面をにぎわすためかき集めた千々石ちぢわ山木やまきの安っぽい芝居しばいがかりやら、小川おがわ某女の蛇足だそくやら、あらをいったら限りがない。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
景色のいい千々石ちぢわ湾の海岸をバスに揺られて小浜おばま諫早いさはやへ出て帰るつもりで計画スケジュールを立てていたのです。
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)
二月十日 まだ風雨がつゞいてゐるけれど出立する、途中千々石チヾイワで泊るつもりだつたが、宿といふ宿で断られつゞけたので、一杯元気でこゝまで来た、行程五里、小浜町、永喜屋(二五・中)
行乞記:03 (二) (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)