“芝居”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しばい59.3%
しばゐ30.8%
しばや3.3%
しべい1.1%
こや1.1%
しべえ1.1%
キリフダ1.1%
テアトロ1.1%
テアトロン1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鴎外が芝居(しばい)を見に行ったら、ちょうど舞台では、色のあくまでも白い侍(さむらい)が、部屋の中央に端坐(たんざ)し、「どれ、書見(しょけん)なと、いたそうか。」
女の決闘 (新字新仮名) / 太宰治(著)
母(はヽ)さまとならではお湯(ゆ)にも行(ゆ)かじ、觀音(かんのん)さまのお參(まゐ)りもいやよ、芝居(しばゐ)も花見(はなみ)も母(はヽ)さま御(ご)一處(しよ)ならではと此(この)一トもとのかげに隱(か)くれて
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
呼んだのはね、ただ芝居(しばや)を見せるためばかりじゃない、少し呼ぶ必要があったんだよ。それで由雄さんが病気のところを
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
芝居(しべい)や活動なんテナみんな作りごとばかりじゃねえか。ええ、おい。あんな物あ女の見るもんだ。男なら角力かベースボールでも見やアがれ。
芝居狂冒険 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
……三座の芝居(こや)は焼けてしまった、としたら緞帳芝居だって焼けたろうし、焼けない迄も三座の役者たちが立て籠ってしまうだろう、一時凌ぎに。
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)
「芝居(しべえ)ってことを忘れねえように。なあ丹さん、頼むぜ」
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「いいえ。きっと這入(アタ)ってよ。それにその芝居(キリフダ)の筋(ネタ)というのが世界に類例のない事実曝露の探偵恐怖劇なんですから……」
二重心臓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
建築中の電話会社(カンパニア・テレフォニカ)の足場の下を、朝市場へ野菜を運ぶ驢馬の長列がBO・BOと泣いて通り過ぎつつあるばかり——芝居(テアトロ)帰りのドン・ファン・テノリオ
希臘では——日本に於ける如く——「芝居(テアトロン)」は「観る物」であつた故に「動作」が主で、「物語」は従である。
演劇一般講話 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)