芝居しばや)” の例文
呼んだのはね、ただ芝居しばやを見せるためばかりじゃない、少し呼ぶ必要があったんだよ。それで由雄さんが病気のところを
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それからお醫者を呼ぶと、芝居しばやのお醫者さん見たいなお醫者さんが來てよ。そりやあ、ほんとに芝居の通りよ。いやに勿體ぶつて。それで藪醫者なの。なんにも分りやあしないのよ。
梅龍の話 (旧字旧仮名) / 小山内薫(著)
やれ寄席よせだ、やれ芝居しばやだ、やれ相撲だって、御金さえありゃ年が年中飛んで歩いてるんだからね。でも奇体なもんで、年のせいだか何だか知らないが、昔に比べると、少しはやさしくなったようだよ。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「今日はどうだったい。由雄さんが何とか云やしなかったかね。おおかたぐずぐず云ったんだろう。おれが病気で寝ているのに貴様一人芝居しばやへ行くなんて不埒千万ふらちせんばんだとか何とか。え? きっとそうだろう」
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「それで今度こんだその服装なり芝居しばやに出かけようと云うのかね」
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)