“不埒千万”の読み方と例文
読み方割合
ふらちせんばん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
嗚呼、かる有様では、最早永久に早慶試合の復活は絶望と見るの他はあるまい。嘆又嘆たんまたゝん!学生界の為に此様こん不埒千万ふらちせんばんな事はない。
むかしはトウビョウつきを政府へ呼び出だし、裁判所にて、「その方は畜生の分際として人につくなどは不埒千万ふらちせんばんである。早く出て行け」
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
「つまり、いたずら者の本家本元は薩摩だ、薩摩というやつは実に不埒千万ふらちせんばんなやつだ、その薩摩を取って押えて、ふかしたり、焼いたりしてしまいたいものだ」
大菩薩峠:20 禹門三級の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)