“ふらちせんばん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
不埒千万75.0%
不埓千万16.7%
不埓千萬8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むかしはトウビョウつきを政府へ呼び出だし、裁判所にて、「その方は畜生の分際として人につくなどは不埒千万ふらちせんばんである。早く出て行け」
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
不埓千万ふらちせんばんなやつ! さ、はよういってよんでこんか! いざこざ申しおったら、さしつかえないから、首に縄をつけても、ひっぱってこい! 不埓千万な……不埓千万な!
亡霊怪猫屋敷 (新字新仮名) / 橘外男(著)
取し事不埓千萬ふらちせんばん云解いひわけ有るやと申されしかば市郎左衞門は今更いまさら惘果あきれはて何共申譯之なく大いに後悔こうくわいなし恐れ入り奉つると平伏してぞ居たりける又彦三郎と呼れ其方若年にして孝心かうしんふかき段天に通じ父の惡名を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
願ふは不埓千萬ふらちせんばんなり伺ひ度儀あらば奉行が自身に參上さんじやうすべき筈なり今般の儀は役儀やくぎに免じ御許しあるべし此趣き早々まかり歸り奉行に申達すべしと云捨て伊賀亮はツとおくいれば兩人は散々にはぢしめられ凄々すご/\と御役宅へ歸り奉行へ此由を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)