“罷”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
まか51.6%
37.5%
まかり2.9%
マカ1.8%
やめ1.4%
1.4%
つか0.7%
0.7%
0.7%
かゝ0.4%
(他:2)0.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“罷”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸21.0%
歴史 > 伝記 > 個人伝記7.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語6.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
甲「勘弁まかりならん、能く考えて見ろ、人の吸物の中へ斯様に屎草履を投込んで、泥だらけにして、これを何うして喰うのだ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「これは中国へ下る明智の軍勢に候うが、右大臣家の尊覧そんらんを仰ぐため、勢揃いしてまかり越え候。御開門をう」
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私共が外遊から帰って来ると、H君は二十五年の小学校奉仕をめて、六十近く新に進出の路を求めねばならぬ苦境に居ました。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
その時抽斎は長八が病のために業をめて、妻と三人の子とを養うことの出来ぬのを見て、長屋にすまわせて衣食を給した。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
更科山さらしなやまの月見んとて、かしこにまかり登りけるに、おおいなるいわにかたかけて、ひじれ造りたる堂あり。
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
重之助ともに周旋致し候えども異船へ近寄るべき手段これ無く、その内下田港へ相廻り候に付き、同所へまかり越し、異人上陸を見受け書翰並に別啓の策を投じ置き、
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
貴剣サダメシ御鍛養ゴタンヨウ被存候ゾンゼラレソウロウ、貧生マタイササ鍛腕タンワンシテマカリアリ候
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「まく」と言ふことばは、灰を撒く事に聯想が傾くが、恐らく葬送してマカらせる意であつたものが(くの一分化)骨を散葬した事実と結びついて、撒くの義をも含む事になつたのであらう。
餓鬼阿弥蘇生譚 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
留置とめおきあづけなどゝ云ふことにせられては、病体でしのねるから、それはやめにして貰ひたい。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
御同前に年はモウ四十以上ではないか、ず/\ソンナ無益な殺生はやめにしようといって、わらって分れたことがある。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
それでもお強情を張ッて行かなければ、「貴君と御一所でなきゃア私もしましょう」とか何とか言て貰いたかッた……
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
相談を懸けたら飛だ手軽ろく「母が何と云おうとかまやアしませんやアネ、本田なんぞに頼む事はおしなさいよ」ト云ッてくれるかも知れぬ。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
ただ百姓の力をつからし百姓の財をつくし、全国人民の肝脳を搾りてもって成就したるものなるを知るべし。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
何福等これを見て安と合撃し、燕兵数千を殺してこれしりぞけしが、高煦は南軍のつかれたるを見、林間より突出し、新鋭の勢をもて打撃を加え、王は兵をかえしておおい撃ちたり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
紅梅の上は着、二あゐのきぬなり。左の肩にかけて、いささか一曲舞ひてかン出ぬ。右の大臣、太鼓打ち給ふ……
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
偽むかれぬ偽むかれぬと思うても、そこは人間のあさはかさ! 火焔と見せて汝を偽むき、その間に大地を掘り返し、床板をねて廊下に出でしは、火竜土竜局地秘法! これより寝所にかり通り、奥方をらえて天にらん! そもそも吾を誰とか思う! われは浮世の者ならず
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
今、枚岡ヒラヲカ御神オンカミに仕へて居るイツヒメめる時が来ると、あの嬢子ヲトメが替つて立つ筈だ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
マイレンヲ隔テテ目送スレバ
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その後は市内働きと事きめ就働しきたりしも、不拍子の時は不拍子々々々と或程度まで重なるものにて或時は主人破産せし為め働き金も大半ふいになり、或時は主人の店火災にかゝりし為め余の働口一時途切れ、加ふるに去月十日より風邪かぜの気味にて三週間ばかりぶらぶらし、かた/″\ろくな事これなく候。
新らしき祖先 (新字旧仮名) / 相馬泰三(著)
業のため、専門の運転手や車掌は居らず、電気局の事務員や、技手、応援の青年団などが、臨時で、代りを勤めていることを知った。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
「明八月二十三日、午前三時を期して、総業を決行する」ことが、決定された。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
私はしいて議論もせず、脱走連中にしって居る者があれば、余計な事をするな、負けるからよしにしろといいめて居た位だから
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)