新らしき祖先あたらしきそせん
或る年の、四月半ばの或る晴れた日、地主宇沢家の邸裏の畑地へ二十人ばかりの人足が入りこんで、お喋舌をしたり鼻唄を唄つたりして賑かに立働いてゐた。或る者は鋤を持つて溝を掘り、或る者はそこから掘上げられた土 …
作品に特徴的な語句
覿面てきめん 裸足はだし 囲炉裏ゐろり 芍薬しやくやく 樹蔭こかげ 母家おもや 微風そよかぜ 整頓せいとん 麦藁むぎわら 際立きはだ 小舎こや 愚昧ぐまい 廃頽はいたい 鼻唄はなうた 左程さほど 有之これあり 惨澹さんたん 玉葱たまねぎ きび 気紛きまぐ せがれ 嬉々きゝ 呵々かゝ 無之これなく 葡萄棚ぶだうだな 蔬菜そさい 遣繰やりくり 革紐かはひも 物懶ものう 附纏つきまと 一番ひとつがひ その 雪解ゆきげ 埠頭はとば 一人前ひとりまへ 牧場まきば 白堊チョーク ドル 離家はなれ ごん 相成あひな 孵化かへ 田地でんぢ 先端さき 取交とりか 一同みんな 醜態ぶざま 定連ぢやうれん へら 陰欝いんうつ 濁酒だくしゆ 小流こながれ 区劃くくわく 水溜みづたまり 使用つか はし 心臓ハート 真裸まるはだか 此地こゝ 地方はう 湧起わきおこ 家禽かきん 花菖蒲はなしやうぶ 所有もの 庭掃にははき 旦那衆だんなしゆう 飼犬いぬ 市場いちば 計画もくろみ 俺等わしら 事故ことゆゑ 其地そこ 労働しごと 生長おひの 企画もくろみ 収穫時とりいれどき 援助たすけ 無之候これなくさふら 鬚根ひげね 反歩たんぶ 出身 日傭人ひようにん 青豌豆あをゑんどう 書卓テーブル 皺嗄声しわがれごゑ 相成候あひなりそろ 綿花わた 耕作しごと 被存候ぞんぜられさふらふ 下作したさく 大恐惶だいきようくわう 実桜さくらんぼ 瞑想家めいさうか 賄付まかなひつき