“嬉々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きき83.0%
いそいそ7.5%
いそ/\5.7%
きゝ3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蝦夷萩は、鼻腔からひくいきに似た息を発し、身を仰向けに転ばして、嬉々と、十四の少年が、なすままに、まかせていた。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
直ぐに、嬉々と廊下から大廻りに、ちょうど自分の席の窓の外。その婦人の待っている処へ出ると、それ、散々に吹散らされながら、小児が一杯、ふらふらしているだろう。
朱日記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
あそこの窓の下に行つて、コトコトと叩いて、そこにその白い顔が出た時に、春の風のやうな微かな私語を敢てさへすれば、それですぐにかの女は嬉々として出て来るに相違ない。
赤い鳥居 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
彼の嬉々と輝きつ、の氷打ち払ひて、雪をつて小児の如くせぬ、伯母の家はの山角の陰に在るなり
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)