“嬉々”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
きき82.0%
いそいそ8.0%
いそ/\6.0%
きゝ4.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“嬉々”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語9.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
この、粛然しゅくぜん襟を正すべき名奉行の貴いもだえもしらずに、忠相の足もとに嬉々ききとしてたわむれる愛犬の黒犬。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
子供は靴をはいて、嬉々ききと声を出して庭を歩き廻った。笹村はそれを前庭の小高い丘の上へいあげ逐いあげしては悦んだ。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
またな、その心を汲取くみとって、うずら嬉々いそいそお帰りやした、貴女の優しい、仇気あどけない、可愛らしさも身に染みて。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
直ぐに、嬉々いそいそと廊下から大廻りに、ちょうど自分の席の窓の外。その婦人の待っている処へ出ると、それ、散々に吹散らされながら、小児が一杯、ふらふらしているだろう。
朱日記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
仇氣あどけないまで、をんなもともに嬉々いそ/\して、
艶書 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
あそこの窓の下に行つて、コトコトと叩いて、そこにその白い顔が出た時に、春の風のやうな微かな私語さゝやきを敢てさへすれば、それですぐにかの女は嬉々いそ/\として出て来るに相違ない。
赤い鳥居 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
彼のおもて嬉々きゝと輝きつ、ひげの氷打ち払ひて、雪をつて小児こどもの如くせぬ、伯母の家はの山角の陰に在るなり、
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
——最も合理的に耕作された田畑、緑の樹蔭こかげに掩はれた村、肥えて嬉々きゝとして戯れてゐる牧獣や家禽かきんの群、薫ばしい草花に包まれた家屋、清潔に斉然きちんと整理された納屋や倉
新らしき祖先 (新字旧仮名) / 相馬泰三(著)