“嬉遊笑覧”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きゆうしょうらん80.0%
きいうせうらん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
嬉遊笑覧きゆうしょうらん』や『松屋三絃考まつのやさんげんこう』を見ただけでもたくさんな文献が並べ立ててあるが、いっこうに要領を得難い。
日本楽器の名称 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
京伝きょうでん種彦たねひこのいくつかの著述は先駆であって、同じ態度を一段と精透に、進めて行ったのが喜多村節信きたむらのぶよ、すなわち『嬉遊笑覧きゆうしょうらん』『画証録がしょうろく』『筠庭雑考いんていざっこう』などの著者である。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
今の湯具はいにしへ下裳したもに代用したる下部かぶおほふのなり。嬉遊笑覧きいうせうらんに、湯具ゆぐといふは、男女なんによともに前陰ぜんいんを顕して湯に入ることはもとなき事にて必ず下帯をきかえて湯に入るゆゑ湯具といふ。
当世女装一斑 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)