“拡”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方(ふりがな)割合
ひろ80.2%
ひろが14.2%
おしひろ1.4%
ひろま1.4%
はだ0.5%
はだか0.5%
はびこ0.5%
ひら0.5%
ひろげ0.5%
ハヾ0.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“拡”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語3.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.9%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
孤堂先生の車室を通り抜けた時、先生は顔の前に朝日新聞を一面にひろげて、小夜子は小さい口に、玉子焼をすくい込んでいた。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そして瓶の口へ自分の口をつけて、仰向あおむいて立っていると、間もなくひと流れの酒のしずくが舌の上でひろがった。
笑われた子 (新字新仮名) / 横光利一(著)
いつどこからわき出したか、白い雲がかなり早い速さでするするとひろがって、早くも二号艇を半分ばかり包んでしまったのだ。
宇宙戦隊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
今度は赤い火の中にどす黒い煙が見え、その黒い塊が猛然とひろがって行き、見る見るうちに焔の熱度が増すようであった。
夏の花 (新字新仮名) / 原民喜(著)
この理をおしひろめて一国の政治上に論ずれば、人民は租税を出だして政府の入用を給し、その世帯向きを保護するものなり。
学問のすすめ (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
先にあらわしたる一冊を初編となし、なおその意をおしひろめてこのたびの二編を綴り、次いで三、四編にも及ぶべし。
学問のすすめ (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
柿丘の前の血溜ちたまりは、見る見るうちに二倍になり三倍になりしてひろまって行った。
振動魔 (新字新仮名) / 海野十三(著)
これから先に、この災害が、どの位ひろまってゆくのか考えただけでも恐ろしいことです。
国際殺人団の崩壊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
振り返り見れば紋十郎が仁王のように立ちはだかり、ご老師ご発明の投げ爆弾だまへ口火を付けて振りかざし
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「未だ帰りませんで……。」とそこへ窮屈さうに小さく坐つて、何時も叱られる胸前むなさきはだかりを取締て居る。
茗荷畠 (新字旧仮名) / 真山青果(著)
何時しか暗い陰影かげ頭脳あたまはびこつて来る。
菊池君 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
秀吉は、うながさるるまま、すぐひらいて、読み下していたが、そのあいだ幾度となく、眼をあかくし、まぶたを指でぬぐい、ついにはしばらくおもてをそらして、一気に読み終ることができなかった。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
顔の前で急に手をひろげると、頬に息がかゝるやうな気がする。
私は、世にハヾかる様な乗り気で、こんな物を出したのではない。
古代研究 追ひ書き (新字旧仮名) / 折口信夫(著)