“拭”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ぬぐ48.7%
48.4%
ふき0.9%
0.6%
のご0.5%
ぬぐひ0.3%
ふい0.3%
0.2%
ぬぐい0.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“拭”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語51.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語13.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)4.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
のりぬぐってさやに納め、額の疵へ頭陀の中より膏薬こうやくを出して貼付け、後鉢巻うしろはちまきをして、
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
高津の手なる桃色の絹の手巾ハンケチは、はらりとたなそこに広がりて、かろくミリヤアドの目のあたりぬぐいたり。
誓之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「私がいくら稼いだって駄目です。私はこれまでなまけるなどと云われたことのない女です」お島は涙をきながら言った。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「血が少し附いていますが、わざといてありません。衝突の時に、腕環うでわ止金とめがねが肉に喰い入ったのです。」
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
奇麗きれいだねはとはなふきつゝへば、大卷おほまきさんよりなほいや
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
髪をかういふ風にこんな嶋田しまだに結つてと、変てこな手つきして、奇麗だねあのはと鼻をふきつつ言へば、大巻さんよりなほいや
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
不思議なことには、熱い涙が人知れず其顔を流れるといふ様子で、時々すゝり上げたり、そつと鼻をんだりした。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
母はもとより泣いた、快活な父すら目出度い目出度いと言いながら、しきりに咳をしてはなんでいた。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
ますらをとおもへるわれ水茎みづくき水城みづきのうへになみだのごはむ 〔巻六・九六八〕 大伴旅人
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
若きも老いも、尼法師、あやしき山賤やまがつまで、(中略)おのおの目押しのごひ、鼻すすりあへる気色ども、げに憂き世のきはめは、今に尽しつる心地ぞする。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ぬぐひ年頭之祝儀に段々もらひ申候間、御祖母樣え進上仕候間、御笑納可成下候、此旨荒々御祝儀迄如此御座候。
遺牘 (旧字旧仮名) / 西郷隆盛(著)
清休君一人公の御側おんそばをさらず、御刀のぬぐひ御手水おんてうづ一人にて相勤、さて申上けるは、私共愚眛ぐまい、かゝる奸惡之者共不存かんあくのものともぞんぜず
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
「三枝ちゃんがクラヤミでふいたのでしょうか。よくふきとれてないけど」
にわとりの病気は多く飼う人の不行届ふゆきとどき横着おうちゃくから起ります」老紳士「私の友人が以前飼った時分はよくノドケとハナゲという病気になったそうです」中川「あれはとり感冒かぜです。ノドケにはのどの中をテレビン油でふいやります。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
太吉は覚えず身戦みぶるいすると、北の方から黒雲が自分の後を追って来た。またたく間にぐったように星晴ほしばれのしていた空は曇って、星の光りが遠く遠くかすんだ。
越後の冬 (新字新仮名) / 小川未明(著)
時に五助は反故紙ほごがみしごいてすました剃刀かみそりぬぐいをかけたが、持直しててのひらへ。
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)