“融通”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆうずう64.2%
ゆうづう32.8%
ゆずう1.5%
ゆとり1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その帆村から、若い女探偵の助力じょりょくを得たいことがあるから、誰か融通ゆうずうしてくれといってきたんだ。どうだ、君ひとつ、行ってくれんか
什器破壊業事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「旦那、まだありますよ、——身上を潰してしまつた研屋五兵衞に、三千五百兩といふ大金を融通ゆうづうしたのは、ありや、何の爲でした」
御存じの融通ゆずうが利かないんだから、よし、ついでにお銚子ちょうしのおかわりが、と知らない女を呼ぶわけにゃ行かずさ、瀬ぶみをするつもりで、行ったんだ。
第二菎蒻本 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
まず融通ゆとりのある活計くらし
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)