“成行”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なりゆき80.0%
なりゆ16.0%
なりゆく4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
娘売らぬ親を馬鹿ばかだとは申しがたそろへども馬鹿ばか見たやうなものだとは申得まうしえられそろ婿むこを買ふ者あり娘を売る者あり上下じやうげ面白き成行なりゆきそろ
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)
「しかし、あれを見ても、もう春は過ぎ夏も近いに。——以来、この城に、魚の跳ねる音しかせぬは、世上せじょう成行なりゆきは如何いたしたものか」
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
天下動乱の色あらはる。いかゞ成行なりゆくべきらん。心ぼそきものなり。神慮にまかせて、明暮あけくれするまで也。無端事はしなきこと。無端事。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)