“なりゆ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
成行92.3%
成往7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これぞ実（げ）に妾が半生を不幸不運の淵（ふち）に沈めたる導火線なりけると、今より思えばただ恐ろしく口惜しかれど、その当時は素（もと）よりかかる成行（なりゆ）きを予知すべくもあらず
妾の半生涯 (新字新仮名) ／ 福田英子(著)
小山の妻君は良人（おっと）の帰宅が遅き故に大原の一件が如何（いか）に成行（なりゆ）きつらんと心配して来りしなり。
食道楽：冬の巻 (新字新仮名) ／ 村井弦斎(著)
中にひとり、元日の時の成往（なりゆ）きを覚えているのがあって
魔像：新版大岡政談 (新字新仮名) ／ 林不忘(著)