“淵”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ふち95.4%
ぶち1.5%
フチ1.1%
えん0.8%
わだ0.8%
ユアン0.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“淵”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語40.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語4.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)3.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
あだか千尋せんじんふちそこしづんだたひらかないはを、太陽いろしろいまで
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
嘆きとか、悲しみとかいうような、ふだんの感傷は起こらなかった。むしろ微笑したいくらいな不思議な心のふちに立っていた。
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
みんなは町の祭りのときのガスのようなにおいの、むっとするねむの河原を急いで抜けて、いつものさいかちぶちに着きました。
風の又三郎 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
別に名前のあるような淵ではないんで、村の者はトチぶちトチ淵と云っていましたが、さあ、どう云う字を書きますかな。
紀伊国狐憑漆掻語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
ナガレ、ヨドミテフチイカリテハ沸々フツフツカカリテハタキハテハ、ミナイツ
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
ふぢはふちと一つで「フチ」と固定して残った古語である。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
「どれ、一匕いつぴ深く探る蛟鰐こうがくえんと出掛けやうか」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
名はえんあざなは伯寿、本御厩みうまや氏、肥前の人である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
地は定形かたちなく曠空むなしくして黒暗やみわだの面にあり
夜の讃歌 (新字旧仮名) / 富永太郎(著)
わだの源と天の戸閉塞とぢふさがりて天よりの雨やみぬ。ここに於て水次第に地より退き百五十日を経てのち水減り、方舟はこぶねは七月に至り其月の十七日にアララテの山に止りぬ。
可愛い山 (新字新仮名) / 石川欣一(著)
ユアンと結婚することになる聰明沈着な美齢メイリンの言葉でも意味ふかくこの点は暗示されているのである。
「分裂せる家」のユアンの自尊心ある中国のインテリゲンツィアとしての心理をバックは大変よく描いている。