“真淵”の読み方と例文
旧字:眞淵
読み方割合
まぶち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
併し此処は真淵まぶち万葉考まんようこうで、「日はてらせれどてふは月の隠るるをなげくをツヨむる言のみなり」といったのに従っていいと思う。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
その三冊というのは、真淵まぶちの評伝と、篤胤あつたねの家庭や生活記録を主として取扱ったものと、ロオデンバッハの『死都ブルウジュ』の訳本とである。
和歌は『万葉』以来、『新古今』以来、一時代をるごとに一段の堕落を為したる者、真淵まぶち出でわずかにこれを挽回したり。
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)