“真紅”のいろいろな読み方と例文
旧字:眞紅
読み方割合
まっか58.7%
しんく31.6%
まつか8.3%
あか0.5%
まあか0.5%
まッか0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「オムレツかね!」と今まで黙って半分眠りかけていた、真紅な顔をしている松木、坐中で一番年の若そうな紳士が真面目で言った。
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
逆光線になったM子さんの姿は耳だけ真紅いて見えます。僕は何か義務に近いものを感じ、M子さんの隣に立つことにしました。
手紙 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
紳士はそれを聞くと、黙つて婦人を連れて窓際の小卓に案内した。の上には真紅な花が酒のやうな甘つたるい香気を漂はしてゐた。
彼女は白いブラウスの上に、真紅い目のめるようなジャケツをかけていた。それよりも泉原の心をひいたのは、心持ち唇をかむようにして、じっと空間を見据えている彼女の横顔であった。
緑衣の女 (新字新仮名) / 松本泰(著)
生きの身のたづきなければ蓮の花真紅にぞ石に描きてゐにけれ
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
から、其頃誰かが面と向って私に然うと注意したら、私は屹度、失敬な、惚なんぞするものか、と真紅になってったに違いない。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)