“真面目”のいろいろな読み方と例文
旧字:眞面目
読み方割合
まじめ90.2%
しんめんもく4.7%
しんめんぼく4.0%
むき0.5%
じがね0.2%
まとも0.2%
シリアス0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「オムレツかね!」と今まで黙って半分眠りかけていた、真紅な顔をしている松木、坐中で一番年の若そうな紳士が真面目で言った。
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
英雄僧の真面目奕々として光を放ち、五右衛門はもちろん座にある者一度にハッと威厳に打たれて息を深く呑んだほどであった。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
俗に言う触らぬ神になしの趣意に従い、一通りの会釈挨拶を奇麗にして、思う所の真面目をば胸の中にめ置くより外にせんもなし。
新女大学 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「あの人は真面目だから怒るといぜ。それに、今度のことぢや、若旦那、篦棒なのぼせやうをして居なさるんだつて言ふからな。」
新らしき祖先 (新字旧仮名) / 相馬泰三(著)
誰でも痩世帯の中に育った者は、全く、困り切ってしまうことはあるまい。わたしは思う。この道筋に在る者は大概他人真面目を見出すことが出来る。わたしはN地に行ってK学校に入るつもりだ。
「吶喊」原序 (新字新仮名) / 魯迅(著)
この初恋の痛手というのが、多少偏執狂的な性癖はあったかも知れませんが、まあ真面目な苦学生であったこの男の人生の針路を滅茶滅茶に踏みってしまったことは事実なのです。
陰獣トリステサ (新字新仮名) / 橘外男(著)
しかしその漠とした、かなり気紛れであった不安は、昼間の光がだんだん薄らいでゆくと共に、真面目なものに変じて、常住に彼女の心にのしかかって来はじめた。
不幸 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)