“奕々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えきえき84.6%
えき/\15.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
英雄僧の真面目しんめんもく奕々えきえきとして光を放ち、五右衛門はもちろん座にある者一度にハッと威厳に打たれて息を深く呑んだほどであった。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
一見、直ちに、さすがはと、その人らしく見られる者では、滝川一益など風采奕々えきえきたるほうで、一流の武将とうけとるに誰もやぶさかとしないであろう。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その色彩何ぞ奕々えき/\たる。我は作者と共に憂へ、作者と共に樂み、作者と共に當時の生活をけみし盡したり。
而かもその不磨の記憶となりて永く後ちに残る程の奕々えき/\たる触発の場合は、ほとんどあらざりし也。
予が見神の実験 (新字旧仮名) / 綱島梁川(著)