“蜻蛉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とんぼ83.8%
あきつ6.6%
とんぼう5.1%
あけづ1.5%
かげろう1.5%
あきづ0.5%
かげろふ0.5%
やんま0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蜻蛉でなければ行けない何物かの断層面にも似ていた。それを展望している間に驚くべき早さで三分間の時間が消去されたのだ。
淮南の一水にも、秋色は澄み、赤い蜻蛉が、冴えた空に群れをなして舞う。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
久「蜻蛉の出る時分に野良へ出て見ろ、赤蜻蛉彼方ったり此方へ往ったり、目まぐらしくって歩けねえからよ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
こんなついででもないとその記録もし得られぬから、退屈ぎにその例を並べて見ると、古い所では『蜻蛉日記』にクツクツボウシ、『散木奇謌集』にはウツクシヨシと鳴くとある。
すなはち阿岐豆野にいでまして、御獵したまふ時に、天皇、御呉床にましましき。ここに、御腕ひけるを、すなはち蜻蛉來て、そのひて、びき。
綾羅の袂ゆたかにるは花に休める女蝶の翼か、蓮歩なるは蜻蛉の水に點ずるに似たり。折らば落ちん萩の露、はば消えん玉篠の、あはれにも亦やかなる其の姿。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
番士たちは、ッけにとられた。眼のくらんだ蜻蛉のように、武蔵は飛んでゆくのだ。
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)