“蜩”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ひぐらし77.6%
かなかな19.4%
かな/\1.5%
せみ1.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“蜩”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 詩歌(児童)1.7%
文学 > 日本文学 > 詩歌1.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
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しぶく小雨に見る/\淡墨うすずみの画になったり、梅雨にはふくろうの宿、晴れた夏には真先にひぐらしの家になったり
そのため夜は店を閉じても外の明りで十分羽子をつくに足り、夏の郊外などでは真夜中に蝉が鳴きひぐらしが鳴くようになった。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
窓際に差し出ている碧桐あおぎりの葉が黄色くむしばんで、庭続きのがけの方の木立ちにかなかないていた。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
暑い、暑い、くつわ虫が啼く、かなかなが啼く、くわつと外光が眼ににじむ、陰気な鶏頭がまた真赤に心のどん底から笑ひ出す。
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
あたま映画フイルムがキラキラキラキラひつくりかへる、かな/\が鳴く、お百度参りが泣く、三味線が囃し立てる。
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
目下の錯乱した官能には最早や轡虫とかな/\と、隣家の自鳴鐘めざましときりぎりすとの区別さへつかぬほど昼と夜とが顛倒され、色触の世界にも何時しか夏と冬とが入れ代つて了つてゐる。
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
おほとりの大を以てしてもせみの小を以てしても、同じくこの限を破ること能はざるなり。