“馬陸”の読み方と例文
読み方割合
やすで100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その狭い庭には、馬陸という虫が密生していたし、守宮も葉蔭に這っていた。それから、夜は灯を慕ってやって来る虫で大変だった。
吾亦紅 (新字新仮名) / 原民喜(著)
が狭いから上流しへ落ちに掛りますと、上流しが腐って居りますから、ドーンと下流しへ落ちました、丸で馬陸を見たようです。
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
百足蟲及び馬陸などは此の種類の動物だが、日本産のもので發光するのは私は知らない。兎に角この種の動物は皆な陸上に棲むものばかりだ。
光る生物 (旧字旧仮名) / 神田左京(著)