“やすで”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
馬陸60.0%
安手20.0%
安価10.0%
廉手10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うちが狭いから上流うわながしへ落ちに掛りますと、上流しが腐って居りますから、ドーンと下流しへ落ちました、丸で馬陸やすでを見たようです。
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「へん、安手やすでな殺し文句だ」
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
それが出来なかつたら、辛棒して芸術座の舞台にでも生れ変る事だ。那処あすこには島田も丸髷もない代りに安価やすでな「西洋」が幕ごとに転がつてゐる。
博士の分は、茶色の古い背広に、廉手やすでなニッカーボッカー、模様入りの長靴下、編上靴、ソフト帽などで、いかさま土方の親分といった服装である。
悪魔の紋章 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)