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那処
ふりがな文庫
“那処”のいろいろな読み方と例文
旧字:
那處
読み方
割合
あすこ
33.3%
あそこ
33.3%
いずく
16.7%
いづく
8.3%
どこ
8.3%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あすこ
(逆引き)
日光を結構な
土地
(
ところ
)
と思つたのが間違で、日光には
鋳掛
(
いかけ
)
屋の荷物のやうな、ぴか/\した建物があるだけで、
那処
(
あすこ
)
では芸術は死んでゐる。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
那処(あすこ)の例文をもっと
(4作品)
見る
あそこ
(逆引き)
そして最後に宇治の螢を引張り出して、「
那処
(
あそこ
)
の螢は大きいね。さやうさ、雀よりももつと大きかつたかな。何しろ
源
(
げん
)
三
位
(
み
)
頼政の亡魂だといふんだからな。」
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
那処(あそこ)の例文をもっと
(4作品)
見る
いずく
(逆引き)
神酒をいただきつつ、酒食のたぐいを
那処
(
いずく
)
より得るぞと問うに、酒は
此山
(
ここ
)
にて
醸
(
かも
)
せどその他は皆山の下より上すという。人馬の
費
(
ついえ
)
も少きことにはあらざるべきに盛なることなり。
知々夫紀行
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
那処(いずく)の例文をもっと
(2作品)
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▼ すべて表示
いづく
(逆引き)
護法の善神ならぬも無しと申す、御敵やそも
那処
(
いづく
)
にかある、詮ずるところ怨親の二つながら空華の仮相、喜怒もろともに
幻翳
(
げんねい
)
の
妄現
(
まうげん
)
、雪と見て影に桜の乱るれば花のかさ
被
(
き
)
る春の夜の月が
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
那処(いづく)の例文をもっと
(1作品)
見る
どこ
(逆引き)
先づ世間の眼からは賢夫人とも呼ばるべき
令閨
(
さいくん
)
との間は、世間の眼には如何でもなく、
寧
(
むし
)
ろ
世間体
(
せけんてい
)
は至極平和な家庭であるが、此の令閨が理想に勝つてゐる丈け其れ丈け
那処
(
どこ
)
か情愛が欠けてゐるので
未亡人と人道問題
(新字旧仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
那処(どこ)の例文をもっと
(1作品)
見る
那
常用漢字
中学
部首:⾢
7画
処
常用漢字
小6
部首:⼏
5画
“那”で始まる語句
那
那麽
那辺
那珂
那智
那須野
那覇
那様
那方
那須
“那処”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
二葉亭四迷
幸田露伴
薄田泣菫
石川啄木