“世間体”の読み方と例文
旧字:世間體
読み方割合
せけんてい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大学は世間体せけんてい最高学府といふ事にはなつてゐるが、誰一人この女中程上品な口を利かなかつたし、それに揃ひも揃つてお喋舌しやべりが過ぎた。
竜之助の剣術ぶりは、かたの如く悪辣あくらつで、文之丞が門弟への扱いぶりはやわらかい、その世間体せけんていの評判は、竜之助よりずっとよろしい。
証文通り日本橋の欄干を逆立ちをして渡ると聴いて、——そんな無理なことをして、世間体せけんていも恥かしいし、万一の間違いがあってはいけない。