“せけんてい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
世間体84.2%
世間態10.5%
世間體5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
竜之助の剣術ぶりは、かたの如く悪辣あくらつで、文之丞が門弟への扱いぶりはやわらかい、その世間体せけんていの評判は、竜之助よりずっとよろしい。
世間態せけんていを恥づる気持にまでもならせるに違ひなかつた。
ある職工の手記 (新字旧仮名) / 宮地嘉六(著)
自分で自分を滿足させると云ふ望みは少しもない。何も彼も世間體せけんていで、愛國婦人會の徽章でも下げる事ばかり考へて居る………。
新帰朝者日記 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)